そして山へ。
尾根に乗るのに1時間半もかかってしまった。
やっと、尾根に乗った。
周辺を見渡すと、左側(上方向)に長大な尾根が続いていることがはっきりとわかります。
この明瞭な尾根を直登してゆけば、やがて尾根はピークに指しかかり、さらに大きな稜線に出るはずです。
左はこんもり。 |
右に井戸? |
山頂に向かって歩き出す。
すぐそこに社があった、旅の無事を祈る。
ここからは、ひたすら尾根を辿る事に専念しましょう。
※『東京登山』で初めての本格的(?)なバリエーションルートですね。登山道も何も無いような所を歩く事に若干の不安を覚えながら歩いていましたね。
尾根の上をひたすらに進む。
ガタガタした坂を登って行くと、すぐに息が上がる。
尾根からすこし外れた所に道が・・。
左手に道が見えた。尾根を少しだけ外して歩きやすい道を歩む。
登山道は存在していて、多くの人が歩いた痕跡があります。
途中でみつけたなぞの木の子。
しかし、この登山道はもう今はほとんど使われていない、廃道と言っていいような種類のものです。
人が訪れない山道は、荒れ果て、落ち葉が積もり、歩きにくいです。
道を見失う・・・というより道が無くなる。
道がどこにあるか判別不能な場所が多々あり、尾根を外れそうになる。
また深くえぐれた登山道があるかと思うと、その場所は落ち葉が積もりすぎて、歩きにくい事この上ない、というより歩くのが難しいレベルです。
落ち葉が深すぎて歩きにくい。
結果として楽な道を求め、道を外れて歩かざるを得なくなり、大きく外れて、また尾根に戻るを繰り返す事になります。
いや〜想像以上にキツいなココ、そしてなかなか高度が上がらない。
朽ちた指導標。
途中でかわいいキノコを見つけました。
キノコ図鑑で見ると、ヒトクチタケというキノコらしいです。
かわいい。 |
穴があいてる、中は虫の住家になってるそうです。 |
途中、ほとんどなだらかな場所は無いが、ここだけ緩やかでした。
やれやれ・・。
ふと山肌を見ると、気持ち悪い植物が。
ギョリン草だ・・。。 |
なんか・・不気味だ。 |
腐生植物、ギョリン草は落ち葉など生物の死体から有機物を吸収して生長するらしいです。
なんか微妙に不気味な植物です(^^;)
標高1104mのピーク
強烈な坂を登りつめて行くと、尾根は頂点を極めます。
山頂には人が訪れた気配がまるで無い、地面にはキノコが生えていました。
何も無い頂上へ出た。
取り付いた頂上は標高1104m、やや開けたその場所をうろちょろするも、標識らしきものは一切無い。
ここから南東の三角点を見たい。
1/25000の地図では南東の山頂に三角点の存在を示している。
ちょっと見に行ってみようと思います。
一転して広い稜線。
非常に幅のあるゆったりとした稜線だった。
どこかに獣の存在を感じる、そんな場所です。
ビバークの後かな。
途中、焚き火の跡があった、人の痕跡があると、すこしホッとします。
歩いてゆくと、 熊のものと思われる糞がありドキッとする。
もう、すぐそこが次のピークだろう。
まるっきり人気の無い、山歩きはワクワク感と不安が交差し複雑な心境ですね。
山頂が見えた!!