御前山避難小屋
よしっ、今晩はこの小屋で一泊だ。
避難小屋に到着です、兄貴。
誰か居るかな?って思ったら、誰も居ませんっ・・。。
しーん。。
今日は貸切りかぁ・・と思って中に入ると・・。
すごい底冷えです。
やばいっ・・なにこの寒さ・・死ぬ、ほんと死ぬ。
速攻で寝床を用意。
底冷えをカットするために、銀マットを敷く。ぜんぜん違う、銀マット凄い!!
小屋の温度計を見ると-2度、僕が持ってるスントの温度計(SUUNTO(スント) Suunto Comet S004079011 )は-10度だった(どんな誤差だ)
ちなみにこの時点でデジカメ(RICOH デジタルカメラ GX200 VFキット )の液晶に変な模様が入って、動作も変になっていた。(下山したら液晶は治った)
湯を沸かす。
シュラフに半身を入れて、凍える手で湯を沸かす。
今日はエスプレッソパスタです。
湯が沸いたら、パスタを投入するのだ。
とってもいいにおい。
火で加熱して水気を飛ばすのだが、コッヘルの口径が小さいので効率よく汁気が無くならない。
だめだ・・まったく汁が飛ばないっ。
汁気を飛ばすのは諦めて、汁も一緒に飲む事にしたら、ラーメンみたいでけっこう美味しかった。
汁が残ってても、かなり濃い味でした。
寒い小屋の中で、温かい食べ物が嬉しい。
そしてシリアルバーをかじる。
時計を見ると夕方の5時、 食事を済ませたらすぐに寝袋に潜り込む、寒いっ・・寒すぎる。
自分が持っている寝袋(モンベルの#3)の快眠限界温度は0℃、
それを下回る寒さだ。寝袋にウォームアップシーツと、シュラフカバーを加えてこれに対抗した。
最初は冷たかった足の指先も段々と温まってきた。ぽかぽかとは言えないギリギリのラインだが、なんとか眠ることが出来そうだ。 頭に毛糸の帽子をかぶり、フリースも着込み、ダウンジャケットは寝袋の足元にかけて耐える。
日が翳ってくると、さらに寒さは厳しさを増す。
顔を出すと寒いなんてもんじゃない。
なんでこんなに寒いんだ?って思ったら、御前山避難小屋はガラス窓が大きいので、
寒さがガンガン外から入ってくるのだ・・。。
日が翳ってからは、寒さとの闘いだ。ちょっとでもスキを見せると寝袋の中に冷気が容赦なく入りこんでくきた。 やっぱ#3はギリギリだなって思った。モンベルのホームページに書いてあるクロー値って言うのは、本当に参考になるんだな・・って実感した。
寒く真っ暗な避難小屋の中、小型のラジオでNHKを聞いて時間をつぶした。小屋で聞くNHKはなかなか面白い。
朝です、おはようございます。
すっごい寒い、小屋の温度計を見たら-7度だった。
外も明るくなってきたぞ。
プラティパスの水がシャーベットになっていた。
カッチカチやぞ!!
しょーがないんで、ペットボトルの水で湯を沸かそうと思って、水をコッヘルに注ぐと、ペットボトルの中の水が ピキピキ・・とリアルタイムで凍って行く(^^;)
なんだこれは〜〜(^^;)??
これは過冷却だ!!
とりあえずわずかな水をストーブにかけ沸騰させ、その沸騰させたお湯をペットボトルやプラティパスに注いで シャーベット状になった水を溶かしてみた。
やっとこれでお湯が沢山作れる。
朝ごはんはα米の『梅わかめご飯』と・・。 |
赤だしの味噌汁です。 |
お湯を注ぐと完成です。
うまそ〜。
はふはふ・・しながら食べた。
食べると、心なしか体が温まった気がした。
ストーブに火をつけて、登山靴を乾かす(本当はこんな事しちゃダメ)
靴からうっすらと湯気が出て、付着していた氷が解けた。
撤収準備を速攻で済ませて、パッキングを完了させる。
よし、2日目の山行の始まりだ。
御前山避難小屋を去る。
小屋の外に出た、気持いい朝だ。
すばらしい天気。
ちなみに、御前山の水場は、雪に埋もれていたものの、水はしっかりと出ていました。
水はちゃんと出ていた。
避難小屋の前で6本爪のアイゼンを装着。
昨日は装着するのが面倒だったので付けずに難儀した。
完璧だっ(実は3シーズン用のGoreミッドカットの登山靴です) |
避難小屋を後にする・・。。 |
2日目は、まずすぐそこにある御前山の山頂を踏み、その後三頭山を目指す。
避難小屋の前の細道。 |
階段を登ってゆくと、すぐ御前山です。 |
避難小屋から、山頂まですぐ。
むっ・・・!!
アイゼンが凄く効いていい感じだ。
御前山に着いたぞ。
よ〜し、奥多摩三山その2、御前山に到着したゾ。
御前山の様子。 |
山頂のベンチ。 |
誰もいないです。
御前山だ〜。
御前山の展望です。 |
地図を見る。 |
ここから三頭山まで約9kmもあります。
とりあえず小河内峠を目指す。