酉谷避難小屋

< 前へ戻る < トップページへ戻る

長沢背稜

そんなわけで、壊れる寸前の膝に無理を押して、やっと長沢背稜までやってきました。

股関節も焼けるように痛くなってきたし、
両かかとが靴ずれという最悪のコンディションです。

長沢背稜の様子。

時間的にはこのままヨコスズ尾根を下って下山できそうな感じなんですが、
文字通り避難小屋へ避難します。

そのくらい最悪のコンディションです。

長沢背稜の様子。

長沢背稜は、芋ノ木ドッケから長沢山を経由し天目山までつづく長大な尾根です。

苔と雪が、まるで抹茶と練乳のような・・。。

酉谷山避難小屋まで、そんなに距離は無いのですが、かなり長く感じます。

酉谷山は登りません。(そんな余裕ないし)

くっそ〜・・まだか、避難小屋はまだかぁ〜〜とうなりながら歩いてました。

途中休み休み、誤魔化し誤魔化し歩いて避難小屋へ到着しました。

酉谷避難小屋

今日は避難小屋に誰かいるかなぁ・・・??

僕はいつも妄想します。避難小屋の扉をあけると、山ガールがいっぱい・・。。

酉谷避難小屋が見えてきたぁ〜。

避難小屋へ入って行くと、先客一名の様子。

山ガールじゃないみたい(笑)

すごいハイテク装備だ。

避難小屋に残された道具がすごいです、全身UL装備って感じです。

後で聞いたら、ハイカーズ・デポとOD・BOXで買ったらこうなったそうです。

僕の方の装備は、いたってスタンダードだよね。

僕の装備だってそれなりなんですけどねぇ〜。(たぶん)

ちなみに今日の寝袋はスパイラルダウンハガーの#3と、スパイラルダウンハガーサーマルシーツです、2つもあればぽっかぽかです。ダウンパンツもあるしね!!

それと、銀マットは裏返してみましたよ!!
底からの冷気をカットするには銀の面を下にした方がいいらしいんです。

ところでもう一人の人は、装備を置きっぱなしで居ないって事は、
サブザック装備で酉谷山に行ってるんでしょうね。

とりあえず、僕は飯を食う。

下半身ボロボロ状態なので、栄養つけて、寝袋に入ってごろごろしようと思います。

夕食は、ペペロンチーノと、卵スープ。

フリーズドライをメインに持ってきたので、劇軽いです。

それと、フライパンでいろいろ焼いた。

いろいろって言っても、ソーセージとさつま揚げです。

フライパンは本当に楽しいです。トランギアのフライパンはコーティングが本気なので
焦げ付きにくいですよ。本当にオススメです!!ちなみにトランギアはクッカーだけでは通常買えないのですが、一部の店では取り扱ってるみたいです。僕が知ってるのは神田のカンダハーって店です、小さい店ですがいい感じの店長がいます。

食後はコーヒーを飲みました。

コーヒーを飲んでいると、居なかった人が戻って来ました。
その人はお城に興味がある人で、その趣味が高じて山も歩くようになったそうです。
その人のすごいのが、なんと高水山から入って、ここまでやってきたそうです。そして次の日は酉谷山避難小屋から 鷹ノ巣山避難小屋まで歩くそうです・・そしてその後石尾根を下り下山するという計画です。鬼のように健脚な人ですね。

※この人、自転車はストライダに乗ってるって言ってたな〜。

いろいろ話し込んで、いろいろと教えてもらいました。大変勉強になりました。

夜もふけてきて、寝袋にくるまって目をつぶっていると、いつの間にか寝てました。

そして、朝。

すがすがしい朝です。

バーナーの火が心地良い。

とりあえず、お湯を沸かします。

気温は8度ぐらいです。

残ったもの全部焼く。

こんなものも食べてみました。

せんべい汁です、うまかったです。

コーヒーはスターバックスのVIAです。高いですけど、スタバっぽい味がしますね。

1本100円ぐらいします。

お菓子も食べました。

朝は、力をつけるために、残ったものをどんどんお腹に入れておいた。

ご飯をたべたりしてたら、もう一人の方は出撃して行かれました。
分かれる時に、窓の向こうでなにか僕に話していたけど、
何言ってるかよくわからなかった(笑)
旅の無事を祈ります。

僕は今日は下山するだけです。のんびりエスケープです。

のんびり帰る用意をする。

時間もあるので、避難小屋をじっくり観察してきました。

非常用のヘッドライトなどありました。

都レンジャーが置いていった。

レンジャーカードもあった!!

他にも、よくみるといろいろある。

ガテンな感じのヘルメット。

避難小屋を使った人はお金を寄付しましょう!!(※)

※この募金箱、今は無いですね。

棚の上の方には、銀マットとか、薄手の毛布などもありましたよ。

小屋の様子。

外に出ると、空気が清々しいです。。

さて、そろそろ下山しようかな〜。

おはよう朝。

帰る前にかるく掃除しておきましょう。

ほうきもあります。

そして、幾らかの小銭を投入。

相場がわからないので、300円入れたぞ。

そして、小屋の前で水を補給します。

この水は・・。

家に帰ってこれでコーヒーを飲むんです。

0.85リットルゲット!!

有難う避難小屋・・!!有難う東京都!!

戸締りを忘れないようにね。

ここから一杯水避難小屋まで移動して、ヨコスズ尾根を下ろうか?と思っていたけど作戦変更します。
今日はこの避難小屋の直下へ伸びる登山道を下り、酉谷渓谷を経由して帰路としたいと思います。

※2016年現在はここからの下降ルートは通行止めになっていますね。

ここから下るぜっ〜。