篶坂ノ丸
ここが篶坂ノ丸 (すずさかのまる)です。
篶とは「すずたけ(篠竹)」の異名らしいです、
もしかしたら昔ここは篠竹に覆われていたのかなぁ?
篶坂ノ丸の様子。 |
篶坂ノ丸 |
※いつだったか、ここで遭難死された方がいました。すごく軽装でジーンズを履いていたそうです。死因はよくわかりません。
かなり膝が痛くなってきました。
撤退しようかな〜とか考えましたけど、ここから戻るのも大変です。
篶坂ノ丸の様子。 |
太い木がありました。 |
とりあえず、休もう・・。と思って腰かけます。
停滞中はウインドブレイカーを羽織ります。 |
本日の昼ごはん。 |
今までの経験から、昼はのんびり食ってる場合じゃないって事がわかってきました(笑)
調理しなくても食べられるもの、そしてお腹が減ってなくても
たべられるお菓子なんかが良いみたいです。(僕的には)
15分程度休み、ウトウの頭をめざします。
あのぽっこりしてる場所がウトウの頭方面です。
篶坂の丸から、ウトウの頭までには、一つ急坂があるみたいです。
もうひと踏ん張り必要みたいです。
一本だけ青々とした木がありました。
ウトウの頭へ、最後の踏ん張り・・。
膝痛がなければ楽勝なんだけどね。 |
一歩一歩、ゆっくりゆっくり登りました。 |
やるなぁ・・なかなかの急坂じゃないか!!
っと、登りきったぞぅ!! |
と、思ったら今度は下りですか!! |
これは山の女神の愛のムチなのかっ〜?
な、わけないよね。
歩いて行くと、岩の塊がっ・・。。
この岩を左から取り付き、軽くよじ登ります。
よじ登り中。 |
よじ登った所です。 |
そして・・・ここをたどって行くと。。
ウトウの頭(かしら)
きたぁ〜〜〜〜〜!!!
超有名な、善知鳥(ウトウ)のプレートです。
※さて、ここでは僕は(うとうのかしら)と読んでいますが、『頭』の文字は山岳用語辞典によれば(あたま)と書いています。 ただ(かしら)と読んでも間違いではないと思います。あたまでも、かしらでも、好きなように読めば良いと思いますが、どうでしょうか?
これが見たかったんだっ〜〜!!!
おおっ!!陶器で出来てるんだ??
こんな場所に、わざわざこんなステキな物を設置するなんて・・
やることがかっこよすぎます。
こんこん・・焼き物です。
そして、タワ尾根を歩いていて、ウトウの頭で初めて人に会いました。
ベテラン風のオジサン。
このオジサンが笑うと目尻が下がる、すこぶる人が良さそうな感じの方でした。
聞くとウトウの頭から直接、右か左に下って行くのだとか・・。
かなりマニアックなコース設定ですよね・・。
生きて帰れたのでしょうか(^^;
※このおじさんが下降した、ウトウの頭から東へ下る尾根は四間小屋尾根ですね。完全無欠なるバリエーションルートです。このコースを歩こうという人は珍しいですよね。
タワ尾根で唯一の三角点がここにあります。※
※『孫曾 三等三角点』です。孫曾の意味は調べましたが、よくわかりません。
それとこれはたぶんマナー違犯なんでしょうけど、
記念にマスコットがくくりつけられていました。
有名山小屋の方みたいですけど。 |
ウトウの頭の様子。 |
ウトウの頭を踏む事が出来、なんとも言えない充実感に満たされました!!
ベテラン風のおじさんに別れを告げ、長沢背稜を目指します。
※一度山頂に立ったら、そこから立ち去る時は必ずコンパスで一度進行方向を確認するようにしています。 先入観で下降する方向を間違えた事が何度かあったのです。
ウトウの頭から、下り坂。
ここから先がとにかく道が荒れてます。
倒木やら石やらで何がなんだか。
どこもかしこも、道が悪い。
ここはまだ良い方です。
ここから先に進むと、巨岩があり、左側に巻きつつ下って行き、
大きく登り返し岩がゴツゴツしてる場所を進んでゆきます。
道の様子をひとまとめ。
※尾根から外れたとしても、尾根の上を意識して、進めばおのずと尾根の上へと戻れる道がわかるはずです。
じっくり、こつこつと歩をススメました。
そして悪路地帯を抜けて行くと、尾根もようやく緩やかになります。
そこにはトロッコがありました。
うわ〜乗りたい。
トロッコが見えた場所で一度大休止です。
水分補給中。
登山で飲む水が最高に美味いですね。
このトロッコはどこまで続いている。 |
ちょっと歩くのに邪魔な時もある。 |
トロッコの線に沿って歩いてゆきます。
この先・・なにが待ってるの?
トロッコの終点はどうなっているんでしょうか?
トロッコの終点がみた〜い!!!
はじまりがあるものには、かならず終わりがございます。
そして、これがトロッコの |
終点です!! |
では、じっくりと終点をごらんください。
何の変哲もない・・。 |
飾ってない君が好きです。 |
どうですか〜、ここが終点ですよ〜。
終点の様子。
さて、この先に長沢背稜があるんです。
軽い薮っぽい場所があるけど楽勝。
長沢背稜へ出る前は、すごい藪漕ぎ・・かと思っていたら、道がついていて歩きやすくなっていました。
※この時僕が参考にしたのは、別の方が書いたホームページでした。その方はこの先がものすごい藪でその藪をかき分けて進んだ・・と書いていたのです。 しかし実際にはそんな事はありませんでした。トロッコの路線が出来て、その時に登山道が踏み固められたのかもしれませんね。
実は薮漕ぎが嫌で、タワ尾根を歩く時は冬にしようと思っていたんですよ。
そして、一歩一歩詰めてゆくと・・・・。
うおおおっ〜〜!!?
長沢背稜に合流だぁ〜〜(^^)
しゃぁ〜〜!!
ガッツポーズ!!