棒杭尾根 攻略開始。
さあ、ではイザ棒杭尾根へ。
林道の終端からは、うっすらと左上方に伸びる踏跡が確認できます。
この細い踏跡が棒杭尾根への取り付き点となります。
細い道だが辿る。
少し登ると、道らしさが消滅しますが、左上の方へ登る凹んだ道(?)がありますので半信半疑で登ります。
ちょっとだけ道が悪い。
(大丈夫かな?)と思いながら、ちょっと登ると、進行方向左手にしっかりと道が確認できます。
これは・・道だな。
取り付き点、ちょっと道がわかりにくいですが、少し上の方へ行くとしっかりと付いています。
少し登って、下の方を見る。
ここからは、細い道がうねうねと何度かうねりながら、伸びています。
積雪期でなければ見失う事は無いかと思います。
熊避けのため、ホイッスルを吹いて山へ入る。
やがて、道は枝尾根の上へ乗り、そこから一直線に登って行きます。
思ったより明るくて良い、森です。
傾斜角度はそれなりに有りますので、
すぐに呼吸が大きくなってきますが、ゆっくりと登りました。
足元の様子、色合いが美しい。
このまま、この枝尾根を直登して行くと思っていたら、道は尾根を左に外し横断道へ入ります。
道が尾根の左側へと交わして行く。
ふと、頭上を見上げると、明るい尾根の上部が見えてきている。
このトラバース道はあの上へと続いているのだ。
上部は明るい尾根だ。
ここでも道は疑いようがないぐらい、しっかりと確認できる。
道は何度か斜面を折り返しながら、尾根の上部へ迫ってゆきます。
途中、体温調整のため、服装を変更する。
かなり体温が上がってきているので、袖をまくって・・。
よーしやったるぜぇ〜(^^)
気合充分なのであーる。
そして、道は尾根の上部へ。
特別困難な場所も無く、棒杭尾根の上へ乗ります。
あとはひたすら、この尾根を真っ直ぐ上り詰めるだけのはずです。
尾根の上へ乗った所。
しかし、棒杭尾根はここからが大変です。
地図を見ると等高線の数が半端ないです(^^;)
線がいっぱいあって嫌になる。 |
現在位置。 |
さあ、登ってゆきましょうか。
最初は比較的緩やか。 |
木の根っ子。 |
徐々に斜面が急になってきます。
左側にヨコスズ尾根。
気がつくと、かなり傾斜角がついてきます。
道は急な斜面をジグザグに伸びているので、ゆっくりと登ります。
まだまだ先は長い。
人の気配が全くない道ですが、明るくていい感じの森が続きます。
ムラサキシキブかな。
周辺は針葉樹と広葉樹のミックス。
紅葉が目に鮮やかです。
そして、上へ登れば登るほど、傾斜角が厳しくなってきます。
上方へずっと斜面が続いている。
棒杭尾根の中盤が、この尾根最大の傾斜角度になります。
ふくらはぎがパンパンに腫れ上がって悲鳴をあげます。
途中は胸を付く程の急坂もあったりします。
疲れてくると、思わず下ばかり見て登るので、ルートファインディングがおろそかになりがちです。
進行方向をしっかりと見定めて、道を外さないように、危ない方へ導かれないように注意して登ります。
等高線が狭い。 |
ぬおおおッ〜。。 |
下を見るとかなりの急斜面だ。 |
途中、木道のトラバース道。 |
途中からはずっと急斜面が連続していたけど、
上り詰めると、やっと平坦な場所が出てきました。
ここでちょっと休憩しました。
ふぅ〜、やっと休める〜。
休憩ポイント。
ここからは比較的、地図の等高線の間隔もいくらか和らいでいます。
一番厳しい場所は超えたのでは無いでしょうか。
杖を一本出した。
と、言ってもここからの坂だって甘くはありません。
キツイ・・だがそれがいい。
頭の中をからっぽにして、ひたすら斜面を登るのです。
途中見えた景色。
自然に包まれながら、真っ白な頭でひたすら上を目指していると、 その時だけは、座禅をしているような無我の境地に達しているなぁ・・と感じる事があります。
立ち止まって斜面を見ると色が良い。 |
紅葉と言うよりは枯れかかっている。 |
ここに来て赤テープ。 |
途中、人が下って来てすれ違った。 |
途中、人が下って来たので、すれ違いざまに挨拶をして、振り向いたら、 向こうもこっちをチラチラみていた。
さらに登ってゆく。
気が付くと、植林は消えて、美しい雑木林の中を歩いていました。
緑の時期に歩いてみたい。
左側の斜面を見ると、ところどころ色づいている。
美しいパッチワークと言いたい所だけど、やはり針葉樹の森が多く感じます。
斜面を見る。
周辺の様子を観察しつつ、無言で登ってゆきますと、
いくらかこう配も緩んできて、横たわる稜線が迫ってきました。
もうちょっとで稜線に出る。
静かな山の中、自分の足音だけを聞きながら、
そっと足を運ぶ。
やったっ!!
やったぁ〜〜。棒杭尾根を全部登り切ったみたいです。
ここで棒杭尾根終わり〜。
そして稜線へ。