三原山 お鉢巡りコースへ。
周辺を見渡しても、特に目新しさは無いですね。
ついた所〜。
あれっ、すごくあっけないな・・・(^^)
近くにあった案内板を見た。
現在位置を確認。
地図で下の方(裏砂漠線)を登ってきました。(この地図は北が下になっています。)
リアルな写真もありました。
お鉢巡りは一周約2.5km 約35分かかるって書いてました。(3.2km 55分は大島ホテルまでの距離・時間)
ここから右まわりにするか・・左回りにするか・・悩みますが。。
反時計回りで一周する事にしました(後にして思ってもこれが正解だった気がする!)
さあ、三原山のお鉢巡り開始だぜっ。
というわけで、ここから反時計回りでお鉢巡りを楽しみます。
さあ、お鉢巡り開始だ。
で、歩き始めて、周辺をじっくり観察していたのですが・・。。
今までとあんまり景色が変わってない(笑)
と、思ったのだが、やっぱり、山頂は微妙に溶岩の雰囲気が違う。
溶岩の岩がゴロゴロしている。
ドロドロした溶岩だと、こうは成らないと思うので、石が飛んできてこうなったのだろうか・・?
興味深く景色を眺めながら進むと、大岩と鳥居が見えてきました。
人の何倍もの大きさの岩で、印象的です。
『大型のアグルチネート』
近くに説明板があったので読んでみました。
ふむふむ(拡大する)
三原山が噴火した時に拭きあげられた、溶岩の飛沫が積み重なって出来たものをアグリチネートと言うらしいです。
良く見ると、大きい溶岩や、小さい欠片などが集まって出来ているのが、わかるそうです。
そう言われれば、そう見えない事も無い。
さて、次は近くに神社があるみたいなので、行ってみようと思います。
鳥居があって、少し下って行くと神社があります。
どんな神社があるのか、楽しみですね((o(´∀`)o))ワクワク
ちょっと下ると・・ |
2つ目の鳥居があって、神社がみえてきた。 |
場所的にはここですね。
三原神社
そこにあったのは、ほどよく小さい神社。
淡い水色の屋根が可愛いです。
祀られている神様は『阿治古命(あじこのみこと)』つまりは、噴火口全体そのものを神様(御神火)として祀ってらしいです。
三原神社の様子。
この神社はこれまでに2回、三原山が噴火した時にも、どういうわけか溶岩がこの場所だけを避けて流れたという、奇跡的な神社だと言う事です。
御神火(神)のなせるわざであり、非常にありがたい場所なのであります。
神社のつくり。
風雨が強い場所だと思うので、神社そのものも非常に堅牢に作られているような印象をうける。
解説(拡大する)
正面から中を見ると、鏡が祀ってありました。
神社の所から見える景色。 |
下の方に道路が見えて、遊歩道を人が登ってきている。 |
大岩と鳥居の所には、遊歩道があり、そこを使って下山する事もできます。お鉢巡りが終わったら遊歩道を使って下山します。
さあ、次にいきましょう。
引き続き反時計回りで移動です。
途中にあった写真撮影推奨スポット。 |
岩がゴジラに見えるそうです・・。。(ふーんw) |
途中、分かれ道があり、展望台がありました。 |
登ってみる。 |
展望台の上から、周辺を見てみましたが、こんな感じです。
イマイチ、ガスってて本来の良さが出てない気がする(笑)
また違う方角を見てみる。
伸びている道はお鉢巡りコース。
この展望台には床に伊豆大島周辺の展望地図も埋め込まれている。
伊豆大島周辺の展望。
天気が良い日には四方に雄大な視界を楽しむ事が出来るのかもしれない。
展望台から降りて、火口見学道へ入ります。
分かれ道になっている所から、『火口見学道』へ入りました。
火口の方へ近づきます。
周辺をみますと、地面から、何か湯気のようなものがモヤモヤ・・とあがっていました。
湯気があがっている。
そして300mほど進むと、展望所があり、そこから火口がみえました。
展望所。
ここから見えた景色はこんな感じです。
正直言って、イマイチです(^^;)
実はこの後にも火口を見る事ができる場所が何箇所もあるんですが、この展望所からみる火口が一番しょぼかったです。
この展望所は作る必要があったのでしょうか(笑)、いや作るならもうちょっと火口が見えるように作ってほしかったですね。
さあ、分かれ道にもどって、お鉢巡りを再開します。
ちょっと批判ぽっく、なっちゃいましたけど、ここからが本当に面白くなってきますよ。
花。 |
観測機器。 |
火口の付近ではこういう観測装置が何台も設置されていました。
火山の近くでは、地下のマグマの活動によって、地面がわずかに動く事があるそうです。これらは人工衛星からの電波を受信して地面の動きを観測するGPS装置らしいです。
説明板には、ここ10年ぐらいでは、伊豆大島は毎年極わずかですが、膨らみ続けているそうで、地下にマグマが蓄えられていると言う事らしいです。
火山観測機器(拡大写真はありません(笑))
あと、途中、こんな面白いものもありました。
『ホルニト』
これは、溶岩の表面だけが固まって、そこからガスが吹き出した跡らしいです。
割れ目がある。
この割れ目の中を覗いてみた。
大人でも入れるぐらい大きい割れ目です。 |
中は空洞で、かなり大きい空間です。 |
幅6m〜15mぐらいの空間が中にあるみたいですよ。この穴の中にハシゴをかけて降りられるようにする計画もあったそうですが、やっぱ危ないので無しになったそうです。
ちなみに中をのぞいてみたら、サングラスが落ちていました(笑)
溶岩の表面が固まって、中だけ流れていった跡。
このホルニトの所からも、よく三原山の外輪山が見えました。
超巨大なカルデラの中で、この山そのものが火口の中なんですね。
外輪山のフチの部分ががはっきりとわかる。
そして、この後に、火口が良く見える、ナイスなポイントがありました。
どうですか、さっきのしょぼい火口(失礼)とはぜんぜん違うでしょう。
噴火口が良く見える(拡大する)
うおおおおっ〜。すげぇぇ〜!!
三原山中央噴火口(拡大する)
これはすごい迫力だぁ〜。
((o(´∀`)o))ワクワク
火口の中も良く見える。
ガラガラとした岩が転がって堆積している。
何か煙がモクモクとあがっています。
この煙は水蒸気で毒ガス成分は無いらしいです。
望遠で見る。岩がゴロゴロしている。危険地帯だ。
火口の中の壁も迫力がすごい。
デカすぎて、スケール感がおかしくなる。
深さはだいたい200mぐらいあって。1986年に噴火をした時はこのお椀の中全てが熱く溶けた溶岩でいっぱいに満たされたそうです。
すごい量の溶岩ですよ。。
火口の縁も見てみる。
あっちからも煙がモクモクと出ている。水蒸気だろう。
生きた火山だ。
まさに絶景ですね。
火口の壁。横穴が開いていて気になる(笑)
いやぁ〜すばらしい!!!
この迫力・スケール感は写真ではなかなか伝わりにくいです。
これは是非、いちど自分の目で見て欲しいですね。とんでもない絶景ですよ!!(^^)
と、言うわけで火口を満喫したので、次へ。
そしてこの旅のクライマックス。
この先に、三原山の最高地点があるんですよ〜。
((o(´∀`)o))ワクワクが加速してきたぁあぁぁ〜(笑)
調子こいで、変なポーズをとってしまったオヤジです(笑)
お茶目・・ですね。
歩きながらも火口は見えています。
そして〜・・ついに〜・・・。。
いやぁ〜長かったなぁ〜(^^)
あそこが最高地点だっ!!
ジワジワと登って剣ヶ峰へ。
三原山の最高地点 剣ヶ峰
到着〜。
山頂には何人かの人が腰をおろして休んでいました。
山頂の様子。
ここ、剣ヶ峰からも、火口が見えるはずなんだけど、こんな感じで・・。。
雲がっ・・(^^;)
さっき、火口が見れたのは運が良かったのかもしれない。濃い霧に閉ざされて火口は見えなくなってしまいました。
山頂でくつろぐ人々。 |
観測装置。 |
4日間の日程を組んで挑んだ、伊豆大島の山旅も、悪天候に阻まれ、一時はどうなるかと思ったけど、 こうやって今、三原山の最高地点に立てて、素直に嬉しい。
山に登る事の喜びを改めて噛みしめる、
そんなオヤジなのであった。
山頂で記念撮影しましたよ。
いやぁ〜〜。登山って・・・やっぱり良いものですねっ!!(笑)
さあ、ガスで何も見えない事だし、さっさと下山しましょう(笑)
剣ヶ峰から下る途中。左側から水蒸気が上がっている。
ここも、天気だったらすごい絶景なんだろうなぁ・・おしいなぁ〜。。
毒ガスだったらやばい。 |
近くには超巨大スピーカーが設置してある。 |
途中にあったB2火口。 |
雲に隠れて良く見えない。 |
と、言うわけで、無事にお鉢巡りを完歩。
ぐるっ!と一周したよ。
最初の場所に戻ってきた。
お鉢巡りの最初の場所。
ここから、さらに大岩と鳥居の所まで進み。
大岩と鳥居がある場所から別の道も伸びている。