さぁ!!登山開始だ!!
今からやっと登山開始だって言うのに、肉体的にも精神的にもかなり疲労の色が隠せない僕です、ここからはまた別の意味で緊張が続きます。
歩き始めてすぐに巨木がお出迎え。
森の様子。
かなりぶっとい巨木です。
この先もこのような巨木を何本も見る事ができました。
数本の木が合体しているみたい。
登り始めは、尾根の斜面についた道をジグザグに登って行きます。
倒木はゴロゴロしてる。 |
倒木をくぐって先へ進む。 |
途中の道は狭めで、左を見たら思ったより傾斜がきつくて、
ちょっと怖かったけど、特に問題なく歩ける程度。
登って行く。
地味にアルバイトをこなして行くと・・二軒小屋尾根の上へ出る。
よし、ついた〜。。
ここは左へ進むと『大ダワ林道』右へ進むと『二軒小屋尾根』への分岐点なのだが。
両方とも虎ロープが設置されています。
※どっちにも進むなって事なんでしょう。
すごい勢いで破壊された道標。 |
わりと最近破壊されたご様子。 |
なんだなんだ・・。。橋は外してあるし、道標は破壊されてるし。
(左)大ダワ林道への道は虎ロープ。
ここから本格的に二軒小屋尾根の登りが始まる。
虎ロープをくぐって進むのだ。
虎ロープをくぐってちょっと前進して、撮影したのが次の写真。
なんだよこの雰囲気。
いきなり熊に攻撃されそうな雰囲気だよ〜。
熊鈴を派手に鳴らしながら前進(^^;)
すぐに網フェンスが出てくる。
鹿避けのフェンスかなぁ?
雰囲気は悪くないと思う。
人の手が入っていない雑木林はいい感じだけど、
それと同時になにか得体のしれない獰猛な獣が潜んでいそうで怖い。
咲いていた花。
ありがたい事に赤テープがある。
赤テープを見ると元気がでるね。
根っこ。
周辺は明るく雰囲気は悪くないですが、
タワ尾根や天祖山の表参道と比較して、なんとなくワイルドな感じ。
ある程度登って振り返る。
登山道みたいな親切なものは無いのですが、
ところどころうっすらと踏まれた形跡があります。
そういう場所を探しながら歩くと歩きやすいですね。
んなろ〜〜。。 |
あ、キノコだ。 |
しかしひたすらの直登・・かなりキツイです。
途中でGPSを見たらまだ1/4も登ってなくて愕然とする。
(見るんじゃなかった(^^;))
シャリバテする前に行動食を食う。
トレイルミックスを食べると口の中がベタベタして気持ち悪くなった。
早くも息があがってまいりましたよ。
途中やや緩やかな場所あり。
とにかくひたすら直答気味に登るので体力の消耗も激しい。
1/3ぐらい登った時点でかなり疲れたし気が遠くなった。
でもとりあえず1/3登ったのだから、とりあえず半分まで登ってみようと、
半分登れば、残りは半分じゃないか!?
と言った風な精神論で登る。
周辺の様子。
目指すモソミの頭はこの尾根の丁度中央付近。
とりあえずそこまで行こうよ俺。
森の様子。 |
倒木が土になりかけてる。 |
立ち止まって手で鈴を強く鳴らしたり、
笛を吹いたりして熊に自分の存在をアピールする事も忘れない。
森の様子。 |
ここはやや平な場所。 |
随分登ってきたはずだよな〜・・。。なんて思っていると・・。。
左側でガサガサと落ち葉を踏む音がして、びっくり。
ウサギかなぁ・・と思ったら、野生の猿でした。
3匹ぐらい見えた。
猿は意外と遭遇率高いですね。鹿よりも良くみますね。
キノコ。
そして、やっとモソミの頭へ到着〜。
モミソの頭
標高1594m、モミソの頭へ到着しました。
モミソの頭って意味が解りませんね・・何の事でしょうね(^^;)
※モミソとは、モミの木の事らしいのですが、ここにモミの木があったのか・・良くみてなかったですね。昔はあったのかもしれません。(加筆)
山頂の様子。
・・・。。
いえ〜〜い。
疲れていても、茶目っ気を忘れないオヤジなのでR。
さて、周辺を見ると・・特別に展望も無し。
周辺は明るい雑木林。 |
これから歩く方向。 |
さて、二軒小屋尾根はここまで、なかなかキツイ急坂でしたが、
ここからはしばらく緩やかな登りへ転じます。
ストックを出して歩く。
ここからしばらく体力回復ゾーン。
木の幹。 |
穴だらけの枯れ木。 |
地図で確認すると、しばらくはのんびり歩けそう。
そしてこの先2つの大きな登り坂も待っています。
熊への警戒は忘れない。 |
地面の様子。 |
そして歩いていて思ったのですが、この尾根はギョリンソウが非常に多かったです。
ギョリンソウ。 |
なんか不気味です。 |
ギョリンソウはベニタケ属の菌類に寄生し栄養を得ているんだとか。
たしか光合成を行わないんですよね。
※ギョリンソウなどと書いていますが、花の図鑑などを見ると、ギンリョウソウの方が正しいみたいです(掲示板の方で指摘いただきました)ギョリンソウとギンリョウソウは違う植物なのか?謎です。詳しい方教えてください。
道中の様子。 |
道中の様子。 |
ふと左側を見ると、雲取山が見えた。
今日はあそこまで歩く。
二軒小屋尾根も散々に歩いた。もう十分だろう!?と思う頃に、
尾根の最上段へと差し掛かります。
ここからが本当の地獄坂だぜ〜って感じです。
歩く僕。
この周辺までやってくると事前情報どおり、虫の大群が襲って来る。
たまらずに防虫ネットをかぶりました。
枯れた木。
もうちょっとだ。もうちょっとで終わりだぁ〜〜。。
と自分に言い聞かせて、肢体に力を込めて這いあがります。
道らしい場所は一カ所も無い。
踏み跡はあるような無いような感じで、
意識もちょっとオカシクなっているみたいで、
もう草とかお構いなしに直登します。
赤テープもある。
よっしゃぁ〜〜。この上が頂上だぁ!!と思って登りおえたら、
そこは頂上じゃなかったりして、騙されたりして登る。
そしてついに。
最後の斜面を登り。
ぐおおお〜〜。。
芋ノ木ドッケの道標が見えてきた時の喜び。
キタァ〜〜!!
やったぁ〜〜!!(^^)
いやっほぉ〜〜(^^)