長沢谷

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大ダワ林道の登山口

ついにやってきましたよ、大ダワ林道・・遠かったなぁ(^^;)

左が大ダワ林道への登山口なんだけど。

大ダワ林道。

って、完全に通行禁止だ(^^;)

崩落現場で事故。

注意書きを見ると・・。。

現在通行止めの大ダワ林道 崩落現場で6月12日転落死亡事故が発生しました。迂回路はないので、他の登山道を通行してください。

ってなわけで、大ダワ林道へは入らずにさらに直進(してみる)

すると・・ 4〜5分で林道の終端へ到達。

何もねーな。

駐車禁止。

出来れば立ち入り禁止ゾーンへは入りたくないので、
地図を見ながら脳内格闘してみたのですが、他に方法は無さそうです。
この林道の終端から山の中へ突入して北上しつつ西方向へ下り沢を横断する・・
という方法も考えたのですが(図解)前例が無さそうだったので、いちおう保留。

※ちなみにうっすらと踏み跡はありましたが、どこに続いているか謎。

大ダワ林道の入口へ戻ってきます。

事前情報を頼りに、立ち入り禁止の柵を超えるという消極案を採用。
ただこの先に崩落地や危険な場所があった場合は、
必ず引き返すという自己ルールを定めます。

ちょっと見るだけだよ。

と、まぁ・・けっこう緊張しつつも、気軽に考えていたんですが・・・
かなり危ない道が待っていました。

最怖のトラバース道。

この先がかなり緊張を強いられるトラバース道でした。

道が細いんです。

柵を越えてからは、長沢谷へ降下するトラバースが始まります。

歩きはじめは・・道がちょい狭いなぁ・・ぐらいにしか思わないんですが、
まぁ、でも歩けない事は無いな・・と。

んで、進んで行くわけです。
すると微妙〜〜に道幅が狭くなるんですよね。
で、気がついたらかなり狭くなってます(感覚的に幅25cm〜30cm程度)

で、左側なんですが、かなり急な斜面なんです。
例えば川苔山の恐怖の巻き道もかなり絶壁ですけど、
落ちてもどこかで止まりそうじゃないですか?
でも、ここはそんな感じじゃなくて、3〜5mぐらい急な斜面を転がったら
そこから20m〜ぐらい垂直に落下するような地形なんです。
落下地点は岩がゴロゴロしてる沢です。
落ちたら死ぬと思いました。(図解)
ってか実際に死亡事故も発生してるんですね(ここでは無いけど)

ちなみに右側なんですが、なにも掴めそうなモノが無いんですよ。
それもまた怖いわけです(^^;)

左側は切れ落ちた崖。

やっべぇ〜〜。。と気づいた時はすでに遅し、 道が狭すぎるし掴む場所も無いので、前進するしか無いですね(Uターン不可能状態)

一歩一歩、これ以上無いぐらい慎重に歩きなんとか危険なルートを通過。
かなり手に汗をかいた(^^;)

通過した後に・・(このルートはザイル必要かも)と思った僕でした。

※みんなは危ないのでぜったいにここは通過しないでね(^^;)
ちなみに迂回路は無いと書いていましたけど、
近くには富田新道がありますのでそっちを使うのが吉でしょう。
(前ページ参照)

んで、無事に沢へ降下できたと思ったら、下の方に緑のテントを発見。

幕営してるのか。

こんな所で幕営してるって言うのは、沢登りの人かな〜?
そうか、二軒小屋尾根を攻めるんなら、沢から入るのもありなのかもな・・
(時間かかりそうだけど)
とか思ったりして。

しかし次なる試練が待っていたのだ。

振り返るとテント。

恐怖のトラバース道をクリアしてほっと一息。

長沢谷

沢へ下って、この沢を渡るのはわかっていたのですが・・。。

沢を見ると・・。。

ありゃぁ〜?橋が取り外されてるじゃないですか〜?

なんでよ。

渡って欲しくないのかもしれないなぁ・・なんて思いつつ周辺を観察。

取り外された橋。

梅雨の時期だからか、いつもこうなのか知らないけど、
水量がけっこう多くて流れも速そうなんでございます。

沢の様子。

つぶさに観察して流れが緩やかな場所をみつけたので、
岩の上は歩かずに川の中を通過する事に決定します。

とりあえず靴を脱ぎます。

川を慎重に渡ります・・。。
流れは緩やかで問題無いんだけど、水が冷たくて途中で足が痛くなりました(^^;)

本当に冒険じゃないか。

思ったよりも川は深くて膝まで浸かったので、すこしズボンも濡れました。

ちべてぇ〜〜(^^;)

川を渡って対岸を撮影します。

クリア出来てよかった〜。

川の様子。

やったやった・・(^^;)
これで二軒小屋尾根に取り付けるゾ〜〜!!と、喜びが湧いてくると同時に。
この先、なにか問題があっても、再び同じ道は戻りたくないと言う思いが湧いてきて複雑な心境になりました。

川を渡った後は周辺を観察すると踏み跡がついているので、そちらへ進みました。

しっかりついてるじゃないか。

さ、進むぞ。