戸倉三山は、奥多摩山域の東南に位置する臼杵山、市道山、刈寄山の総称。
3つの山は標高は高くないが、それぞれを結ぶ縦走路は距離も長く健脚向きのコースらしい。
今日はこの三山を縦走したいと思う。 (2010/3/14に旅す)
(記事ver2)
武蔵五日市駅 〜 荷田子バス停 〜 ヒゲスリ山(?) 〜 臼杵山 〜 市道山 〜 刈寄山 〜 弾左衛門ノ峰 〜 豆佐嵐山 〜 今熊山 〜 今熊バス停 〜 武蔵五日市駅
検証・加筆情報
一般ルートのため特別危険箇所は無し、コースが長く途中に水場はありません。特に夏場は十分に水を確保して歩いてください。水不足のため沢へ降りて遭難した事故が発生した事もあります。(2016/1/16に加筆)
武蔵五日市駅へやって参りました。
今日は戸倉三山を歩きまくる予定。
まずは駅に到着、駅前からバスに乗って「荷田子」の集落まで移動する。
武蔵五日市駅に到着っ〜。 |
駅前のバス停から出撃。 |
荷田子バス停に到着。 |
荷田子の集落は山裾の静かな集落。
バス停の前には自動販売機あり。
荷田子〜。 |
バス停から山へ向かう路。 |
山の方へ入って行く。 |
しっかり道標が出ているので、バス停から山へ迷う事は無いです。
マッタリと歩いて行くと、フェンスが。
開閉方法が書いてある。
うわっ!?電気フェンスだ。
グリーンのネットに電気が流れています。 |
オレンジ色の部分は電気が流れてないです。 |
うえっ・・こえ〜〜^^;
けっこうドジなんで、間違ってグリーンの網を触るかも・・^^;
なんてビクビクしながら通過。
山の中へ入って行きます。
なんとかフェンス開けて、中に進入。
フェンスの中には梅の花。 |
綺麗。 |
う・・美しい。 |
山の中へ突撃。 |
登山道の様子。 |
なかなか歩き応えのある路だ。 |
登山道はしっかりしてますが、登り始めはけっこう荒れた道でした。
黙々と歩いてゆくと、尾根の上へ取り付く事が出来ます。
尾根の上が見えてきた。 |
ここが荷田子峠です。 |
左へ行くと戸倉城山があります。 |
荷田子峠までやってきて、ちょっとだけ小休止を取りました。
東側には、戸倉城山へ続く登山道がしっかりと伸びていました。戸倉城山へはまた別の機会に行きたいと思います。
戸倉城山へ続く道。 |
荷田子峠からの眺め。 |
臼杵山を目指します。 |
戸倉城山はツツジの花が美しい山らしいです(?)5月頃が見ごろでしょうか??
茱萸御前
荷田子峠から臼杵山へ向かう途中の尾根をグミ尾根と呼んでいるみたいです。
グミ尾根をぐいぐい登って行くと、途中に小さな社がありました。
ここがグミ尾根の名前の由来となっている『茱萸御前』ですね。
小さい石の社です。 |
石柱。 |
茱萸御前ってどんな由来があるのかな?と思って軽く調べてみるけどあまり情報が無い。
ここにグミの木があったのかなぁ?
茱萸(グミ)御前の様子、邪気を祓うエネルギーに満ち溢れている!?
なにかあったんでしょうね。。
『戸倉山茱萸御前』と書いてあります。 |
石柱を載せるはずの台座。 |
茱萸御前を後にして臼杵山を目指します。
道中の様子、ちらほらと雪があります。
グミ御前を越えてからも、薄暗い杉の植林の中を歩きます。
登山道は緩やかな傾斜が続きます。
もうちょっとで春って感じ。 |
ヒゲスリ山の記載。 |
ここがヒゲスリ山? |
途中、ヒゲスリ山という落書きがありました。
登ってみるけど何も無い。
ヒゲスリ山(?)から下を見る。 |
ヒゲスリ山(?)からの展望。 |
ユズリハタクボの落書き。 |
もうちょっとで臼杵山です。
今日も超軽装でやってきました。
でも、けっこういろいろ入ってます。
臼杵山へ最後の登り。
臼杵神社(うすき・うすぎじんじゃ)
臼杵山の直下には臼杵山南峰へ通ずるまき道と、臼杵神社へ直登する道があります、
まずは臼杵神社へ向かいます。
臼杵神社の様子。 |
狐さまかな?(狼かも・・。。) |
山頂へ出ると小さい広場があり、そこに臼杵神社が鎮座していました。
臼杵神社は小さい社なんですが、なかなか神聖な雰囲気が出ていて良い感じです。
狛犬と社の様子。 |
石の社と、木の社。 |
臼杵山は双耳峰であり、臼杵神社は臼杵山北峰に位置します。
赤い旗。 |
白い旗。 |
なんとなく手を合わせてみる。 |
誰かが置いた花。 |
それと、ここの神社になんだか、手抜き(?)な石像がありました。
山渓のガイドブックでは、
『社殿を守る石像は猫と伝えられていて、なんともユーモラス・・』と記載してある。
ネコに見えない?(ん〜〜これ、どっかで見た事あるな・・) |
あっ、そうだ大岳神社の狛犬と似てる(※) |
どこかで見たと思ったら、大岳神社の石像と何となく似てますね。
※作風が同じなので同じ作者が作ったのかと思ったのですが、この作風(?)の狛犬をこの後様々な場所でみかける事になります。 それとここにある狛犬ですが、どうやっても猫には見えませんよね。先入観を取り払って見ると、これは狼なんじゃないですか?。新しく作られた狛犬も狼みたいですし。
通説では、養蚕の守り神である猫を祭っているそうですが、あくまでも一説であり謎の深い神社です。
臼杵山
臼杵神社(臼杵山北峰)から、200メートル程の吊尾根を渡ると、そこが臼杵山(南峰)です。
臼杵山の山頂の様子。 |
山頂からの展望。 |
荷田子の集落から、ここまで楽勝でした。
ちょっと脚力ついてきたかも?
戸倉三山の一つ臼杵山を踏破! |
そして山頂にはまた変な看板が。 |
※三角点は『臼杵山 三等三角点です』
いろいろ考えさせられる、看板ですね(?)
山頂の様子。 |
市道山まで80分。 |
臼杵山の展望はあまり良くなかったです。
さて、先を急ぎましょう。次は市道山を目指します。
稜線歩き。 |
痩せた場所もある。 |
道中の様子。 |
臼杵山から高度をぐんぐん落として、そしてまた大きく登り返します。
道の様子。 |
大きい坂だ! |
ちょっと休む。 |
黙々と歩いて行くと、おっ?山頂が見えてきた。
市道山
山頂付近の露岩と、狭い山頂、切り開かれた北東の斜面が印象的です。
市道山の様子。
市道山の標高は795メートル、小さい山頂はドコとなく雰囲気も良い。
北東側の木が伐採されており展望が良い。 |
市道山を制覇ァ〜!?(三角点は『逸歩地 三等三角点』) |
市道山からの展望。見える景色は平凡だが、開けているので気持ちが良い。
やっほ〜と心の中で叫ぶ。
さて市道山から下り、戸倉三山最後の山、刈寄山を目指しましょう。
陣馬山へ向かう道もある。
市道山から、刈寄山までは、ほとんどハードな道は無かったと思います。
ふんふん・・って感じで歩いて行くと、すごい伐採中!
かなりバッサリいっちゃってますね。
向こうの丘まで鋼鉄のワイヤー。 |
滑車がすごい勢いで回っている。 |
すげー・・・なんだか良くわかんないけど、伐採した杉の木を運んでるんだろうな〜。
謎の石。 |
道中の様子。 |
鳥切場(とっきりば)へ。 |
平凡ながらも、それなりに変化があって楽しいコースです。
赤い鉄塔を通過。 |
すごい迫力。 |
展望。 |