歴史を今に伝える祭儀・行事も多くとり行われ、 観光客や参拝客で一年中賑わう関東随一の霊場である御岳山に初詣へ出かける。(2009/1/1に旅す)
御嶽駅 〜 御岳山(929m) 〜 大塚山(920.3m) 〜 古里駅
まんじゅう。 |
御岳神社。 |
とんかつ。 |
コース解説
JR青梅線 御岳(みたけ)駅を出発点とし、御岳山〜大塚山〜古里駅へと歩くコースです。道はハッキリとしていて危ない箇所は少ないですが、 歩く距離がそれなりに長いです。登山初心者の僕でもなんとか歩けましたので、そんなに問題があるとは思えませんが、御岳山に登った後は、ケーブルカーを使って下山するか、日の出山方向へ下山するのが人通りも多く安心感があります。
国土地理院 1/25000地図では『武蔵御岳』をご覧ください。
※地図とコンパスは必ず携帯してください。
国土地理院 1/25000地図では『武蔵御岳』をご覧ください(新宿の紀伊國屋書店などで買えます)
山と高原地図では『山と高原地図 奥多摩 2015 (登山地図 | マップル)
(amazon)』です。
(2015/11/14に加筆しました。)
御嶽駅に到着
御嶽駅に到着しました。
むっちゃ遅刻した。
御嶽駅に行くつもりが、間違って高尾駅に行ってしまいました。
嘘のような、ありえない間違い・・(^^;)
半端なく遅刻しまったので、お昼の11時半に駅に到達してしまった。
ありえね〜(笑)
御岳駅から出てすぐ右へ進む |
御岳山登山口へ向かう事が可能、ここを左だ。 |
そそくさと山へ向かいます。
神路橋
途中、神路橋を渡ります。
神路橋、全長64m
神路橋は御岳神社への参道として架橋されたものらしいです。
現在のものは 昭和55年に改築されたもの。
その昔はこの辺りの川は船下りの始点となっていたそうです。
小高いピークは惣岳山かな〜。
橋の上から周囲の山を同定してみたら、橋から右手に見えた山は惣岳山のようです。
参道を歩く
橋を渡ってからは、ケーブルカー乗り場まで舗装された道路が続きます。
橋からくねった路を登ると朱色の大鳥居が見えてきました。
大きな鳥居が出迎えてくれる。
鳥居をくぐって、ここからひたすら車道歩きです。
祖霊社
御岳駅へ向かう舗装路は緩やかなカーブを描きながら、徐々に傾斜を大きくしてゆく。
途中、祖霊社が鎮座していました。
祖霊社が左手に見える。 |
ただの社ではない。古いデザインの社だ。 |
※神道においては仏教などと違って、人の死んだ魂は転生したりはせず、人の世界のすぐ傍らに存在すると信じられている。祖霊というのは、幾度となく供養された魂が、月日の流れとともに個性を失ったその姿なのだと言う。
そしてその魂は、お盆や正月に子孫の元に返ってくるらしい。祖霊社は先祖信仰が土着化したものなのかも知れません。
滝本へ至る集落
山間の集落はのんびりとした時間が流れている。途中で無人販売所がありました。
饅頭を買おうと近づいたが、残念ながら売り切れのようでした。
手作り饅頭!!絶対に買いたい。 |
えーっ?・・売り切れなの? |
ススキがキラキラ輝いていました。
滝本
御岳登山鉄道の滝本駅はケーブルカーの乗り場になっています。
滝本駅の標高は407.4m。
駅の裏手には有料駐車場があるのでファミリーで訪れる際には車を利用してここまで来るのも良いですね。
ここからケーブルカーに乗れば標高831.0mの御岳山駅まですぐです。足が悪い方でも比較的気楽に山頂近くまで行く事が出来ます。(当然ながら山頂も坂道があるので足が不自由な方は注意)
ケーブルカー乗り場が見えてきました。 |
ケーブルカーには乗りません。 |
山林を歩く
今日はケーブルカーを利用せずに御岳山への参道をたっぷりと堪能しようと思う。
いよいよ御岳山へのアタックが始まる!!
ケーブルカー乗り場の最初の鳥居をくぐると、この周囲では最大となる杉の木が登山口すぐ傍にあります。青梅市にはこのほかにも、都が指定した天然記念物の杉の大樹が、安楽寺と塩船観音寺にあるらしいが、それに次ぐ大きさなのだ。その昔は徒歩で御岳神社に向かう人たちがこの木の下で一息を入れたところです。
滝本の大杉である。幹太570cm |
この雰囲気は高尾山登山口に似ている。 |
滝本から山頂まで続くこの参道は全長約4km、江戸時代の初期に整備され、参道の両側に並び立つ杉の木々は御岳神社に参拝する人々に霊山の荘厳さを感じさせてくれます。
参道には黒塗りの標識が打ち付けてあります。。
この参道にはいたる所に名前がついているので見て回るのが面白いです。
昔ここに「なかみせ」という茶屋があったそうです。 |
だんごどう、ここには昔お堂があった。 |
お地蔵さん
昔はここにお堂があって、お地蔵さんが安置されていたそうです。 今ではお堂は無くなり、お地蔵さんだけに成ってしまいましたが、 今も昔も変わらず、人々の道中を見守っているのだそうです。
団子道から上方を望む、前方にケーブルカーの路線が見える。
奥多摩は年間の雨量が多く、土が肥沃であり、このような場所では 杉が良く育つらしい。奥多摩のように杉の巨木が群れをなしている場所は以外と少ないんだとか。
樹齢300年を超える杉の巨木は600本を超えるといいます。
やまのかみ
昔の人はこの場所を山上の世界とふもとの世界の境界と 考えていたようです。
おじいさんも山登りをしていた。
山登りをする、おじいさんが渋い。