今日は天祖山へ大ブナ尾根を経由して登り、天祖山の背後に連なる3つの小ピークへの登頂をめざします。
(記事ver2) (2015/7/18に旅する)
奥多摩駅 〜 東日原バス停 〜 天祖山 〜 ナギ谷ノ頭 〜 ハシゴ坂ノクビレ 〜 梯子坂ノ頭 〜 板小屋ノ頭 〜 酉谷山避難小屋 〜 (後編へ続く)
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検証・加筆
バリエーションルートの大ブナ尾根を歩いた山行日記です。バリエーションルートなので、それなりに山歩きに慣れた人が歩くべきコースだと思います。 基本的には危険箇所は少ないと思うのですが、初めてあるく時には登りで使い、下りでは使わない方がいいです。下りで使うと難易度が上がります。 また登りで使ったからといって下りが安全に歩けるかというとそう言う事も無いと思います。これは僕のポリシーというか、安全のための自己ルールなんですけど、バリエーションルートは登りでしか歩きません。そして下りは一般的なルートを使って下山する様にしています。一概には言えませんが、バリエーション入門者の方も僕の真似をしていただいた方が、生存率が高まるかと思います。
話しが脱線してしまいましたが、大ブナ尾根は人通りが極端に少ないため、事故が発生した場合に救助や発見が遅れる可能性があります。 入山する方は登山届けを出されるか、もしくはご家族、友人などに行き先と計画を伝えた上で歩かれた方がいいでしょう。 また奥多摩の一般登山道を十分に歩かれて、それなりの経験を積まれた上で、なおかつ、情報を多角的に仕入れて咀嚼した上で歩いてください。 全体的には危険な場所は少ないですが、尾根の下部、取り付き点から尾根の上へ乗る部分で道迷い、滑落などのリスクが有ります。(2017/5/23に検証しました)
旅のはじまり。
天祖山は奥多摩の日原流域にそびえたつ名山であり、奥深く険しい事から『東京の山』の中では比較的グレードが高いと言え、本格的な低山歩きを指向してる人にとってはおおいに挑戦のしがいのある山でもあります。
とは言うものの、特別難しい場所があるわけではありません、健康な身体があり、体調が優れていれば、誰でも登れる山ですが。バス停からのアクセスは悪く、エスケープルートの確保が難しい事から、一定量のリスクがある山だと言う事です。
今日はまずこの天祖山の山頂を目指したいと思っているのですが、一般ルートの『表参道ルート』では無く、バリエーションルートとして『大ブナ尾根』ルートを介して山頂へアクセスを試みようと思っています。
俯瞰でみる。
天祖山の山頂を極めた後には、天祖山の背後に連なる『長沢背稜』を目指し、酉谷山の避難小屋へ向かい。本日の行程を終えるつもりです。
旅の目的。
今回の登山の真の目的は、天祖山の登頂では無く、天祖山と長沢背稜の間に連なる小ピーク『ナギ谷ノ頭』、『梯子坂ノ頭』、『板小屋ノ頭』などを連続的に登頂する事にあります。
5
どのような登山になるだろうか・・
心地良い緊張感に包まれて登山がはじまるのであった・・(^^)
奥多摩駅にやってまいりました。
まずは、奥多摩駅に到着。朝3時半に起きて、7:30頃に奥多摩駅に到着。
前日はあまり寝てない状態での登山。ちょっと頭が重い。
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この季節の3連休は、登山愛好家はもっと派手な山へと向かう人が多いので、奥多摩は比較的人が少ないみたいですね。
東日原バス停
奥多摩駅から、東日原バス停に到着。
天気予報では、奥多摩の天気は『曇り』と書いてあったので出てきたのですが
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本当に空模様が微妙です。
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では、登山口をめざします。ここから登山口は遠いのです。
さあ、歩き始めます。
僕の足だと1時間半か、2時間近く歩く事になります。
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稲村岩。
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歩いて行くと遠くの山にモヤがでていた。
そしてすこしパラパラと雨が降ってきます。
早くも天気が崩れてきました。
もや・・もや・・
また、途中何度か『働く車』に追いぬかれます。
どこに行くのかな。
それと、途中で山から染みだしてしる名水『幽水栃の雫』があるのですが、そのすぐ近くに『歯の神様 虫歯地蔵』の看板もあった。前こんなのあったかな?
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さらに進んで〜。
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昔ここに、建物があって、公衆電話もあったのに、今は完全に無くなっていました。
謎の岩(たぶん鍾乳石)だけは残っていた※
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歩いているうちに、だんだん雨も強くなってきて、
(帰ろうか・・??)という気にちょっとなってきました。
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そして雨の影響でいろんな場所から水が漏れまくっています。
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天祖山の登山口ですが、ここはパスしてさらに深部へと入ってゆきます。
※車は通行止めだけど、人は入れます。
さらに林道の奥深くへ。
大雨の影響は至る所で見られました。山肌を洗うように流れる細い滝が出来ていました。
雨の影響でいつもは無い流れが産まれている。
また、いつも水が流れている場所では、さらに豪快に水が流れていた。
道路は水浸しです。
お、雨が少なくなってきた(^^)
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大雨の影響がいたるところで見られた、
この調子だと酉谷山避難小屋の水場は豪快に出ているだろうな・・(^^)と思った。
いつもは水が流れてない場所が滝になっている。
ずっと、歩いていると、途中何箇所か山へ入れる場所があった。
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ここは『松尾尾根』の入り口だろうか・・・。。
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ここからも入れそうだが。
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とにかく長い林道歩きに辟易するオヤジなのである。