奥多摩小屋でテントでまったり 鷹ノ巣山避難小屋

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ハンノキ尾根と水根の集落への分岐地点。(トウノクボ分岐)

急で滑りやすい斜面をジグザグに切りながら下る。
すると道標が見えてくる。

ここが重要な場所だ。

以前、六ツ石山から下山した時は、この道標に一杯食わされた。
この道標の通りに進むと水根の集落へ到達する。
でも僕はハンノキ尾根に入りたい。

こいつだっ!!!

ハンノキ尾根に入るには、ここから登山道を外れて、 道標を無視して尾根を直進し南東へ進路をとる。

ハンノキ尾根へ!!

よ〜〜し。。ここからは未知の領域〜。

道標を無視して突っ込む。

と、言ってもこのルートは国土地理院の地図にはルートが掲載されています。

最初はゆったりとした尾根だ。

サクサクの落ち葉が気持ち良い。緩やかなアールを描く歩きやすい尾根道だ。

そしてなかなか美しい。

やや傾斜はきついモノの、軽快に歩く。
すると前方になにか人影が(?)が見えてきた。

近寄って行くと、レジャーシートを広げてピクニックをしているご夫婦がいました。
そして犬もいました。

仲が良いご夫婦と謎の犬。

犬は鎖につながれておらず、ご夫婦にエサをねだっているようです。
ご婦人に挨拶して犬の事を聞くと、麓の集落から犬が勝手についてきたらしい。
そしてご婦人が「このおにいさんに付いていくのよ!!」とか言うので
一瞬焦りましたが、犬ちゃんは僕よりもご夫婦(が持ってる食べ物)に
興味しんしんのようだ。

ご婦人に挨拶をすませ後にするけど、犬はついてきませんでした(笑)
まぁ、ついて来てもらっても困るわけだけど(^^;

さらば犬。

下り道はしばらくの間は緩やかだし、
良い感じに古木が生えていたりして、かなり良い感じだった。

倒木。

こういうの好きなのだ。

なかなかの大木。

古木の脇を通る。

用途不明の構造物。

とても歩きやすい斜面を尾根づたいに下って行くと、金属でできた巨大な構造物と出逢う。

なんだこれ・・・(?)

まったく意味がわからない装置だ。
配線が全くないし、機械のようなものも付帯しておらず。
ただの板なのだ。

鉄板だ。

電波とかそういうのを反射する施設だろうか!?

配線とかは無い。

世の中には、用途不明な構造物がいろいろあるなぁ・・なんて思いつつ道を急ぐ。

足元の様子。

下り初め、つまりハンノキ尾根の上端は雰囲気も明るいし、
とても歩きやすい道でかなり好印象だった。
このまますんなりと下山出来ればよかったのだが、
やっぱり山はそんなに甘くなかった。

さて、ひたすら尾根づたいに下山してきたけど、
途中ですこし尾根が広い場所が出てくる。
登りだと間違え無いけど、下りだと違う尾根へ入り込む危険性がある地形だ。

こういう場所ではコンパスが必須だ。

ありがたい事に赤テープがあり、道標になってくれた。
もちろんコンパスでも確認しています。

いつもありがとうございます。

針葉樹の樹林帯へ入って下って行くと、
右手に岩がゴツゴツした小ピークが見えてきました。

標高1041mの小ピークだっ!

この小ピークはやや登山道から外れた場所にある。

近寄ってみると岩を伝って登れそうだ。

写真で見るよりもっと厳しい印象。

岩を手で掴んで、身体を持ち上げつつ登る。

上部まで登ってくると岩稜っぽい感じ。

岩がゴツゴツ。

この先はどうなっているのかな・・と思い慎重に進むと・・。。

山頂らしい場所へ出た。

木漏れ日が気持ち良くてなかなか良い場所だな〜と思ったけど特に何もない。 周辺をキョロキョロするとより一段高い場所があった。

あそこが本当の頂上だ。

で、ちょいと登ってみると。
なんと『沖ノ指』の山名プレートが設置してあった。

沖ノ指山

こんな山があるんだな〜。。と感心。
後で調べると(おきのさすやま) と読むようだ。
しかし山の中なのに『沖』と言うのはなんだか興味深いなぁ・・。。

沖ノ指山のプレート

このプレート誰が作ってるのかなぁ?
個人のお仕事だよねきっと。

字も上手だし・・なかなか良い仕事されてますね。

沖ノ指山の山頂から周囲を観察。

山頂の様子。

山頂を満喫した後は、岩がゴツゴツした場所を上手く使って 元の登山道へ戻ります。

ゴツゴツ・・。。

沖ノ指山をちょっと下った場所にある。窯の跡。

炭焼きでもしてたのかな?

ハンノキ尾根を快調に下る。

途中にあった祠。

この先のイソツネ山を目指す。

キノコ発見〜。

バキバキだぁ・・。

さあ、もうすぐイソツネ山の近くだな・・と思いつつ、
急な斜面を下って行くと、下方に黄金に光る草原!?

なんだ?

近づいて行くと・・。。

下の方にだだっ広い場所が。

ただのグラウンドかな・・と思ってさらに近づく。。

なんだ・・これ・・。。

近くまでやってきてやっとわかった・・。。
背の高い植物が一面枯れている場所だったのだ。

そして踏跡がちゃんと付いている。

ここがもんのすごく歩きにくい。
まるで氷の上を歩いているぐらいに滑る。

つまり枯れた植物の茎(?)がつるつるしてるのだ。

ぐああっ!!?

本気でコケる。
いってぇぇえ〜〜(^^;)
なんだここは。

枯れ草ゾーンをなんとか通過。

3回ぐらいコケた。

イソツネ山を攻略。

そして、この枯れ草の原から、コンパスを使ってイソツネ山の方へ身体を向けると、 そこは針葉樹の林だった。

なるほど・・ここを突っ切るのね。

地図ではそんなに起伏がある様には見えないし、すんなり行けると思っていた。
ところがそう簡単じゃなかった。

遠くから見えたら人に見えたけど、石だった。

はっきり言って、僕はイソツネ山を舐めていた、
ペロペロ舐めるぐらい楽勝だと思っていた。
でもとんでもなくアプローチが悪い山だった。

針葉樹の植林を進んで行く。

ちょっと森へ入るとすぐにここは人があまり訪れない場所だと言う事がわかった。

やや進むといきなり岩がゴツゴツとした場所が出てくる。
ここが妙に歩きにくい。

しょうがないので左側へ下りる。

ここからもやけに歩きにくい。

道みたいなものは無い。

コンパスを信じて進む。

やはり岩がゴツゴツしてる場所。

岩と唐突に突き出してくる、いじわる枝に悪戦苦闘しつつ前進。

ピークハンターじゃなかったら、速攻で帰りたいし、
山ガールを連れてきたら、すぐにビンタされてフラれるぐらいヒドイ場所だ。

前方に広がる濃い藪。

こういう場所嫌いなのよね(^^;

こんなの進めるかよ。

周辺を観察して左の方へなら進める事を確認。

活路を見出す。

まだ緑が濃くない時期だったので、まだマシだったのかもしれない。

もうちょっとでイソツネ山じゃん!?(東京弁?)