北高尾山稜を歩く

< 前へ戻る < トップページへ戻る

八王子城山へ突撃〜。

まずは、一つ目の鳥居をくぐります。

山全体が一つの聖域化しているのかっ?

まだ、体が温まりきってないので、指先がすこし寒いですねぇ。

全軍、前進〜!!(適当)

道はしっかりとしているし、人も良く歩いているので安全な山歩きです。

2つ目の鳥居をくぐります。

この鳥居の下には寺がありましたね。
以前見たので寄りませんでした。

道は狭い。

城攻めと言う事で、こんな狭い道を進むのは大変な苦労だったと思います。
矢は飛んで来るだろうし、槍で突かれるわけだし。
ほんとにこんな場所で戦うのは生きた心地がしなかったと思いますね。

途中で見た謎植物。

さて、妄想の中では北条方の足軽をバッタバッタと切り倒し、
金子丸までやってきた所です。

金子丸の様子。

耳を済ますと、刀と刀が鬩ぎ会う音が聞こえてきそうじゃないですかっ!!?

花。

さらに進みますね。

対して汗もかかずに登って行くと、『七合目』の印が。

はやっ!!

下から山頂までのんびり歩いて40分って感じですね。

さて、分岐です。

この分岐からは右は『旧道』、左は『山頂』です。
以前この旧道を歩いて遭難しかけました。
懐かしいです。

途中にあった、謎の石版。

もう、ここまで来ると山頂は近いです。

そしてこの道が・・。

山頂へ続く道で、すこし開けた場所があり、そこからの展望が素晴らしいです。

スカイタワーは・・見えないなぁ・・。。

八王子城山の最高展望地点(仮称)を通過すると、右手に東屋が現れます。
いちおうここが八王子城山の十合目みたいです。

東屋の様子。

しかしここから先、さらに1段高くなっている場所があり、階段を登ると。
そこに八王子神社があるのです。

八王子神社

延喜13年(913年)に華厳菩薩妙行が山頂で修行中に、
牛頭天王と八人の王子が現れた・・という伝説の場所です。
そういう事もあって、延喜16年(916年)に八王子権限として祀ったと言う事です。
この伝説が元で「八王子」の名前がこの地名になったそうですよ。

歴史を感じる、風格ある佇まい。

かっちょええぇ〜。

まさに八王子の宝ですなぁ。

そしてさらに八王子神社の背後の斜面を登って行くと・・。。

八王子城、本丸跡地

城の本丸跡地に到着です。

本丸跡地。

八王子城の本丸を守っていたのは、横地監物吉信さん。
彼は城が落ちる前に城を脱出(?)
最期は小河内村付近にて切腹して果てたそうです。。

その後、彼は奥多摩で神として祀られていたのですが、
奥多摩の集落がダム建設で湖の下に沈む事になったので、
この場所に遷座(せんざ)されました。※遷座とは神仏の座をほかへ移すことです。

横地監物さんは、八王子神社の左脇に遷座されているようです。

横地監物さんについて。。

これが神となった横地監物さんの祠です(だと思います)

しかしちょっと調べてみると、
この横地監物さんという人はよっぽど戦が苦手だったようです。

※横地監物さんですが、八王子城を作る時に独自に虎口という防御用の構造を考えたりして、知将とも言われていたようです。 また八王子城が落城する時には、彼を城から逃すために部下が嘘をつき、また盾となって横地監物さんを逃したとも言われ、人望も厚かったようです。