大ブナ別れ
ここが『大ブナ別れ』と呼ばれている場所のようです。
大ブナ尾根の上にあり、道標を起点として、交通の分岐点になっている(なっていた)場所です。
道標を良くみてみるが、かなり古いもののようで状態が悪い。
『日原』『富田新道・唐松林道』の文字が見えた。
朽ちた道標。 |
さて、ちょっとわかりづらいと思うので、引いてみてみると。周辺はこんな感じです。
『大ブナ別れ』の様子。
道標で日原と指し示しているのがこっち側。 |
薄いけど道が伸びているが、この先どうなっているのか謎。 |
そして、真ん中にある木にわかりにくいけど、看板がかかってる。
これ。 |
『無線中継所』(拡大する)って書いてる(らしい) |
さあ、寄り道は終わり。ここから大ブナ尾根を登ってゆきます。
改めて見てみると、すばらしいブナなどの雑木林です。
雰囲気悪くないね。
登山道などは無いので、歩きやすそうな場所を選んでまっすぐ登って行きます。
緑豊かな雑木林です。
できるだけ立ち止まらないように、
一定のペースを刻みながら、
確実に高度を上げてゆく作戦で進むことにしました。
まぁ、のんびり行こうよ。。
登って行くと、ボッキリと折れた巨木が・・。。
折れた部分の幹の赤が鮮やか。
あら、かわいそう。 |
なんでこんな色なのかな。 |
周辺を見回したけど、折れた方の木はどこにも転がってなかった。
不思議な事もあるんだな。
少し登って行くと針葉樹帯が出てきた。 |
針葉樹帯。 |
折れた木から、木が生えてきている。
この場所がちょっと印象的。
針葉樹帯で、下から謎の木が生えてきている。
今後この場所はどうなるのだろうか。
さて、大ブナ尾根。バリエーションルートとは言っても、特別危ない場所はありません、谷側に近づかなければ滑落・転落の危険がある所もありません。
ひたすら直登。 |
苔。 |
鉄のロープ。 |
蔦(つた)がいっぱいの場所。 |
踏み跡もありませんが、尾根の上を忠実に辿れば大丈夫そうです。
振り返って下を見る。
大ブナ尾根、最大の急坂は比較的序盤に出てくる。
なかなかの斜度を誇る、登りごたえ十分すぎる大斜面である。
でかい斜面。
キツイのですぐに休みたくなるが、我慢ガマン。
一定のペースを守って、細かく・・細かく・・きざんで行きます。
棒の助けも借りて登ると良い。 |
振り返って斜面を見下ろす。(平にしか見えない(^^;)) |
さて、この後もひたすらの直登、そして大ブナ尾根との我慢比べ。
それと、風がなかなか強い。風速どのくらいあるのかわからないけど、7〜8mはありそう(勘で言ってますが)
とりあえず、あそこまで(目に見えている所まで)頑張ってみよう。の精神が大切です。
GPSで現在位置を確認するのが怖い。ものすごく登ってるつもりでもぜんぜん進んでないのが常なのです(^^;)
まだ、半分しか登ってないわ〜(笑)
でも、ここまでだいたい1時間ぐらい。のこり半分で1時間ぐらいかな。
木。 |
印象的な朽木。 |
ドロドロに溶けたキノコ。 |
ここは尾根を左に外して登っている。 |
何度も挫けそうになり、もう帰りたくなった(笑)
しかし、ここは山の中なので、帰るのも一苦労です。もう登るしかないです。
自分を追い込んで行きます。
がんばって登ってます。
半分を過ぎたぐらいから、ほとんど写真を撮影してないです。すばらしいブナなどの雑木林ですが、風景が特に代わり映えしないのです。
さて、そろそろかな・・なんて思っていたら、右手に天祖山の主尾根が見えてきました。
右側に空が見える。あそこが主尾根だ。
もうちょっとで、大ブナ尾根完登である。
汗がダラダラが出てきますが、拭う事すら忘れて、登ってますと、上部右側に巨大な露岩が現れます。
印象的な露岩である。この露岩が出たら大ブナ尾根も終わりです。
露岩の左側を登ると、次に見えてきたのが、大きい切り株。
やったやった(^^)
やった〜〜(^^)
大ブナ尾根を完登〜。